外壁塗装、屋根塗装の失敗例 第5位は?

2021年7月19日更新

外壁塗装や屋根塗装における失敗例第5位は、高性能塗料に期待しすぎてしまうことです。
 
外壁塗装や屋根塗装に使われる塗料は、各メーカーが最新の技術を使って日々新しい塗料を研究開発しています。
 
以前はウレタン系やシリコン系の塗料が主流でしたが、フッ素や無機塗料、ラジカル塗料などさまざまなグレードの塗料が販売されています。 
 
塗装業者の営業はメーカーが開発した新しい塗料を薦めてきますが、謳われている性能はあくまで研究結果なので実際には施工実績の少ない塗料になります。
 
しかし最新技術を駆使した塗料ということで、多少高い費用を払ってでも塗装をしてしまうことでトラブルに発展することがあります。
 
 
遮熱塗料の性能は?
 
高性能塗料として思い浮かべるのは、暑い室内を涼しくしてくれる遮熱塗料の存在です。
 
太陽光の熱を直接受ける屋根は温度が上昇しやすく、室内にもその影響を与えてしまいます。
 
昔に比べると夏の暑さはひどくなる一方です。
 
屋根からの熱を抑えるために開発された塗料が遮熱塗料ですが、その性能に期待しすぎてしまうと、思っていたほど涼しくならないとトラブルに発展してしまうこともあります。
 
遮熱塗料を使えば室内の温度が10℃も下がりますとか、冷房効率が30%も改善されますよという塗装業者のセールスポイントには注意が必要です。
 
実際に遮熱塗料を施工した場合でも、室内の気温は1℃から2℃程度下がるだけで劇的に涼しくなるという事はありません。
 
しかし、一般の塗料に比べると費用は倍近くすることがあるので、期待しすぎてしまうかもしれませんね。
 
 
高耐久塗料の性能は?
 
外壁塗装に使われる塗料はシリコンが主流になりつつありますが、シリコン系の塗料の耐用年数は10年から12年程度です。
 
さらにグレードの高いフッ素系の塗料で15年程度となっています。
 
しかし、中にはさらに高耐久の塗料として、20年や30年もメンテナンスが必要ない塗料があると売り込んでくる塗装業者も存在します。
 
将来的には超高耐久の塗料も開発されるかもしれませんが、現在ではありませんし、実際に30年もメンテナンスフリーで過ごせた建物もまだ存在していないはずです。
 
塗料の技術は日々進歩していますが、塗料の耐久性と下地の耐久性が合致しているかということが重要なポイントになります。
 
メンテナンスフリーという響きには惹かれますが、建物の耐用年数を上げるには定期的なメンテナンスが欠かせないことも忘れてはいけません。


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神奈川県全域の自然災害や罹災状況について

神奈川県の自然災害や罹災状況について

横浜で寒冷前線による風雨被害(2010年9月8日)
日本海を急速に発達しながら北東進した低気圧からのびる寒冷前線が本州を通過し、関東地方では、この低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が不安定となった。日最大瞬間風速 横浜22.2m/s、住家半壊・一部破損236棟、住家床上浸水62棟、住家床下浸水176棟、山がけ崩れ12箇所、その他に道路損壊、農業被害、交通障害、停電など。


横浜で台風、猛烈な雨と強風(台風9号)(2010年9月8日)
県内では8日昼前から西部で、昼過ぎからは東部で雨が強まり、所により1時間降水量が50㎜を超える非常に激しい雨が降った。負傷者3人、住家半壊・一部破損5棟、床上浸水18棟、床下浸水315棟、山がけ崩れ80箇所、その他に道路損壊、農業被害、交通障害、停電など。


横浜で台風、猛烈な雨と強風(台風18号)(2009年10月8日)
最大瞬間風速 横浜28.7m/s、総降水量 横浜208.0㎜、負傷者17人、住家半壊・一部破損53棟、住家床上浸水15棟、住家床下浸水96棟、山がけ崩れ14箇所、他に道路損壊、農業被害、水産業被害、交通障害、停電。